Photo by Masato Kato
LINE社長を退任後に森川亮氏が立ち上げた女性向け動画メディア「Cチャンネル」は、国内首位の視聴数を稼ぐまでに成長。そのビジネスモデルを聞いた。

──Cチャンネルの現状は。

 ツイッターやフェイスブックなどのSNSに直接配信する動画メディアであるCチャンネルは、ヘアやメーク、ネイル、料理のレシピなどの1分以内のハウツー動画で構成されている、いわば「動画のファッション雑誌」です。

 ターゲットとしているF1層(20~34歳の女性)900万人が視聴しており、月間の再生回数は6億6000万回にも達します。ドラマやショッピングサイトなどの新サービスも始めました。現在、競合を大きく引き離し国内では視聴数トップとなっています。

──ユーザーに受け入れられた理由は。

 自社スタジオで制作する動画以外にも、モデル、タレント、ブロガーなど、F1層に影響力の大きい人を「クリッパー」として登録し、一緒に動画を作って配信します。また、ユーザーやクリッパーが手軽に自分のスマートフォンで動画を撮影して投稿することもできます。