◆図4 「人生は自由になるか」の男女格差(2010年期)

日本人ほど人生が自由にならないと思っている国民はない©本川裕 ダイヤモンド社 禁無断転載 拡大画像表示

 ゼロに近い国は男女差がない国民であるが、多くの国(60ヵ国中45ヵ国)では、男が女を上回っていることが分かる。世界全体では、なお、女性が相対的に不自由な地位にあるといっても間違いなかろう。

 東アジアの中では、マレーシア、中国で男性が女性をかなり上回っているが、日本は、タイ、韓国、フィリピンとともに男女同等に近い位置にある。アジアの中では、台湾、シンガポール、香港などは、女性の方が男性より人生は自由だと感じている。

 世界の中で男性が女性を大きく上回っている点で目立っているのは、パキスタン、パレスチナ、アルジェリア、イエメン、アゼルバイジャンなどのイスラム諸国である。イスラム諸国を除くとアルメニアやインドで同様の状況にある。

 逆に、女性の方が男性より、人生の自由を感じている国民としては、アメリカ大陸では、米国、ヨーロッパでは、ドイツやスウェーデン、そしてオセアニアのニュージーランド、オーストラリアといったプロテスタント国が目立っている。やはり、レディーファーストの生活習慣が影響しているのであろうか。

(統計データ分析家 本川 裕)