仕事ができる、できないは、その人がつくった資料を見れば、すぐわかります。話題のビジネス書『一発OKが出る資料 簡単につくるコツ』著者・下地寛也氏に、決裁者の心をつかむ資料のつくりかたを教えていただきます。今回は、資料のボリュームについてのテクニック。
決裁者に1分以内で
中身を理解させる
「資料のページ数は、どれくらいがいいのでしょうか?」──
私は仕事柄、よくこうした質問を受けます。
結論から言うと、資料は、どんなに長くても12ページ以下に抑えること(表紙は除きます)。
たいてい決裁者は、忙しくて時間の余裕がないものです。できれば、資料をパラパラとめくるだけで、概要を理解したいというのが本音。
長くても1分以内で概要をつかみたいと思うものです。ですから、資料のページ数は少ないに越したことはありません。
一発OKが出る資料をつくる人は、そのあたりも心得ているもの。
資料1ページに入れる情報を1つに絞り、その情報をグラフや図を使って際立たせます。これなら1ページの概要を5秒くらいで理解できます。