シンプルな服同士を合わせると、生活感が出て野暮ったくなってしまう。
服を着たときに、そう感じることはありませんか?
若いときは若さでどんな服でも似合いますが、年をとると、服を着るのにはテクニックが必要になります。
でも、新しい服を買う必要なんてありません。
すでに自分の持っている服を、ちょっとの知識で驚くほどおしゃれに着ましょう。
教えてくれるのは、「シンプルな服を驚くほどおしゃれに見せる」ことに定評のある山本あきこさん。
ベストセラーになった『毎朝、服に迷わない』から、朝2分でできる簡単なテクニックをご紹介します。

グレーが入っていると、コーデは失敗しない

「今日はコーディネートにかける時間がない!」という日はグレーをどこかに入れましょう。
グレーは万能の中間色。どんな色でもつないでくれるのです。
例えば、下の写真のコーディネート。
黒パンツに、「何にでも合う中間色」のグレーのTシャツを合わせれば、すでに万能コーデの土台はできました。あとはどんな小物でもOKで、味をつけていくだけ。Tシャツのパンツだけだと地味になるところに、安心してどんどん足していきましょう。腰にストライプの青、バッグが派手なピンクでもOKで、何を足してもまとまってくれます。


また、もうひとつ、青のスカートのコーディネートを見てください。
これは、上のGジャンのブルーと、スカートのブルーの青の同色コーデで、知的でさわやかに見せます。
ここに、普通はインナーは白などを入れがちなのですが、ここをグレーにしてみましょう。白だとはっきりしすぎになってしまうのですが、グレーだと中間色ですので、青のイメージを壊しません。
とにかく、グレーがインナーでもトップスでもボトムでも、入っているとコーデが失敗しません。ぜひ試してみてください。