さまざまな返礼品がもらえるとあって大人気のふるさと納税。サーフィンで町おこしに取り組む宮崎県日向市が、5月1日から提供する返礼品にセクシーな男性下着が登場した。提供するのは東京のメンズアンダーウェアメーカー「TOOT(トゥート)」。東京のメーカーの製品が、しかもセクシーなメンズパンツがなぜ九州の地方都市の返礼品になったのか。その答えを求めて日向市に向かった。
アンダーウエアメーカーが
日向市役所と連携
「TOOT、また面白いことやってます」
2月中旬、TOOTの枡野恵也社長からLINEのメッセージが届いた。
「面白いことって、何ですか?」。そんな問いかけに、枡野社長からは「宮崎県日向市の市役所と連携するんです」との返信。日向市がサーフィンで町おこしを始めたので、PRサイトを見てほしいという。そのサイトには、ネットサーファーがリアルサーファーへと成長するストーリーが動画で公開されていた。ところが、TOOTのパンツはどこにも見当たらない。いったい、何をしようというのか。
そして3月。「日向市のふるさと納税の返礼品にTOOTのアンダーウェアが選ばれました」とのメッセージが再び届いた。生産工場が日向市にある関係から、TOOTが返礼品用に特別な商品を企画、それが完成したので市長に贈呈する式典を開催するという。ミーハーな筆者は早速、日向に飛んだ。