週末はいつも、海か山。
スキーばっかりして雪焼けしていたので、太ももは女子プロレスラー並みで、肌は真っ黒でクマのよう。
インストラクターをして滑っているときは、常に男だと勘違いされていました。
そんな私が変わったのは、大学3年生の春休み。
「スチュワーデスになる!」と宣言したことがきっかけでした。
今まで「中身重視」で頑張ってきたのに、何もいいことないじゃん!!
だったら、「見た目」を変えてみよう!
そんな気持ちから宣言したことを覚えています。
ド根性で、驚異のダイエットと美白を成功
周囲の友人からは「ムリ、ムリ、ムリ」と笑われましたが、人一倍ド根性があると自負していた私は、根性があるから絶対受かるという自信がありました。
だからこそ、まわりの人全員に「私、やります!」宣言し、逃げ場をなくしたのです。
しかし、当時の「スチュワーデス合格対策本」には、とにかく「美しくて笑顔がキレイな人」だと、繰り返し強調されていました。
「美しい女性」というイメージが全然ない私は、まず、5ヵ月で15キロのダイエットと驚異の美白を成功させました。
何をやったかと言いますと、お腹が空いたら生のニンジンを食べ、顔には中国で買った美白になるという「真珠の粉」をつけていました(ハードすぎておススメできません!)。
また、少しの時間しか与えられない自己PRを、最高の美しい笑顔で言えるようにするために、何百回も鏡に向かって自分の顔をチェックしながら練習していました。
努力の甲斐があり、念願のJAL国際線客室乗務員に合格!
右は、無事入社した当時の写真です。
印象を変えるためには、
まず自分を信じてあげる
大学時代、初めて自分の夢を叶えたことで、私はあることに気がつきました。
「人からの印象は、自分次第で変えられる」ということを。
そして、その一歩として、一番大切なのは、まず「自分が自分を信じてあげること」だということを。
たとえまわりの仲間に「ムリ、ムリ、ムリ」と笑われても、自分を信じ、励まし続け、結果が出るまで絶対に途中であきらめない、この精神力があればいいんだと気づいたのです。
早い段階でこの事実に気づいたことで、私のその後の人生が大きく変わったのは言うまでもありません。