事業所やケアマネは変えられる
居宅介護支援事業所が決まったら、そこのケアマネにケアプランの作成を依頼します。
基本的には、こちらでケアマネを選ぶことはできませんが、たとえば「女性(あるいは男性)の方をお願いしたい」というリクエストはできます。
割合としては少ないものの、男性のケアマネもいます。
介護される人が男性の場合は、男性のケアマネのほうが話しやすいかもしれません。
ケアマネは介護のための頼もしい味方なのですが、ときおり「親身になってくれない」「対応が遅い」などの不満を耳にすることがあります。
ケアマネへの不信感を感じている方のお話をうかがうと、「忙しそうで、時間を取ってもらうのは申し訳ない」と遠慮したり、「どうせわかってくれない」「どうせ動いてくれない」といった過去の経験からあきらめたりしている場合が多いようです。
困っていることをダメモトで具体的に言ってみる。
それでもダメなら「変える」ことを考えましょう。
ケアマネを変えてもらうことは可能です。
相性が悪い人にがまんせず、信頼できる人を選びましょう。
介護保険のサービスは、あくまで事業所との契約なので、遠慮する必要はありません。
もし事業所自体に不満があれば、事業所ごと変えることもできます。
●ポイント
ケアマネは、介護施設などで数年間、実務に従事したあと、資格を取得したプロフェッショナルです。
近隣の施設の特徴や具体的なサービス内容にも詳しく、幅広い情報を持っていますから、何でもどんどん相談しましょう。
よいケアマネの条件は、「安(安心)・近(近所)・短(すぐに行動)」です。
よい介護をしていくためにも、安心して相談できる人を見つけてください。