野菜や果物、鮮魚などの生鮮食品を始め、冷蔵や冷凍の商品も取り扱う「アマゾンフレッシュ」。これまでのインターネット通販とはひと味違ったサービスだが、4月21日から日本でもサービスがスタートした。そこで、物流企業などのコンサルティングを手掛け、アマゾンを長年研究している角井亮一氏に、既存のネットスーパーや物流企業などが展開するサービスと比較してもらうとともに、小売り、物流企業などに与える影響を論じてもらった。
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米国での誕生から10年目にして
日本でもサービスのスタート
2007年に米国で「アマゾンフレッシュ」が誕生してから今年で10年の今年、ついに日本にも上陸した。
昨年に出版した「アマゾンと物流大戦争」(NHK出版)で書いたように、すでに5~6年前から上陸する兆候はあったのだが、ようやく機が熟したのだろう。17年4月21日からついに日本でサービスを開始した。
アマゾンフレッシュの有力な国内の対抗馬は、セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカドーが展開するネットスーパー「イトーヨーカドーネットスーパー」と言われている。そこで両社のサービスの中身を比較してみることにする。