出世コースから転落、娘の挙式に出られず
熟年ダブル不倫で転げ落ちた人たち
熟年ダブル不倫は、職場でも行われている。広告会社につとめる男性(45歳)は、こんなエピソードを教えてくれた。
「今から30年近く前、20代で社内結婚をしたKという上司。その後、結婚した女性は退社して、彼はバリバリ仕事をしていました。ただ、あるとき社内チャットが新たに導入されたのですが、慣れていない彼は社内のある女性に『今日も家に行っていい? 旦那いない?』と送ってしまったんですね」
その女性は、別の部署にいる人で、やはり既婚者。旦那は出張が多く、Kはよく家に行っていたのだった。
「人望の厚かったKの評価はガタ落ちで、社内的にも風紀の乱れとして問題視されました。局長への昇進も確実視されていたのですが、今では部署をたらい回し。どこに行ってもその話題がついて来て、チャットのセリフでからかう社員もいます」
不倫によって、転落の人生へ。しかも年齢が年齢だけに、簡単に転職というわけにもいかない。まさに、不倫が人生を変えたケースだ。
また、メーカー勤務の男性(36歳)からはこんな社内不倫の修羅場を教えてもらった。
「子煩悩で娘さんとも仲の良かったMという上司。ただ、家族思いでありながら女性グセも悪いことで有名でした。ある時、40代の女性が入社したのですが、彼女はMの紹介でやって来たとのこと。ただ、どうも二人の雰囲気が友達を超えている感じなので怪しいと思っていたら、やっぱりダブル不倫していたんですね」