妻は夫を奪われ、子は父を奪われ、家庭を壊されたのに、このまま無罪放免でいいのでしょうか?今回は私のところの相談実例から、別居15年目でようやく不倫相手に鉄槌を下したケースを紹介しましょう。

このまま「逃げ得」は許さない
不倫女に責任を取らせるには?

「私は主人の妻ですし、今も籍が入っているんです!それなのに女のせいで家族の形を続けられなくなり、娘や息子は無理やりパパを奪われ、離れ離れの生活を強いられたんです!」

 そんなふうに嘆くのは今回の相談者・吉村信子さん(58歳)。私の経験上、不倫をするような人間は“相手の立場、目線、気持ちになって物事を考える”ことはできないので、「自分がどのくらい大きなものを傷つけ、壊し、台無しにしたのか想像もつかないのでしょう」と信子さんを慰めました。

 夫の不倫が発覚し、家を出て行ってから今年で15年目。不倫相手が夫から信子さんの連絡先を聞き出すことは可能といえば可能ですが、今まで謝罪をする、責任をとる、許しを乞うなど何ひとつとして行動を起こすことはありませんでした。もし不倫相手が一切、罪悪感や贖罪の気持ちを持っていないのなら当然といえば当然。もしかしたら「逃げ切れば大丈夫。責任を取る必要はない」と本気で思っているのかもしれません。

「このまま『逃げ得』なんて絶対に許せません!」信子さんは声を荒げます。確かに不倫相手が最低最悪の人間で倫理観や社会常識の欠片もないとしても、自分さえ良ければ誰をどんなに傷つけても構わないと思っていても、「やった者勝ち」を放置するわけにはいかないでしょう。「不倫15年目」という特殊な状況下で、どうやって不倫女に責任をとらせればいいのでしょうか?

<登場人物> 注)名前はすべて仮名。年齢は相談時のもの。
妻:吉村信子(58歳)パートタイマー⇒今回の相談者
夫:吉村勝男(60歳)会社役員
長女:吉村綾菜(25歳)アルバイト
長男:吉村斐紹(23歳)会社員
不倫相手:前田幸(39歳)契約社員