また東京学芸大の評価では、2015年に付属高校で起きたいじめで、「事態の把握が遅れたことに加え、発覚後も関係生徒に対する事実確認が不十分で、高校の対応が不適切であった」と説明。「いじめという重大事態への対応で法人ガバナンスが欠如していた」と、抜本的な改善の必要性を指摘した。

外部諮問機関、クラウドファンディングが高評価

 一方で、同じ業務運営の分野で最高ランクに評価されたのは13大学。優秀な人材確保のためにほぼ全教員に年俸制を導入した帯広畜産大学、海外の有識者らでつくる外部諮問機関を設置した神戸大学、地域に必要な人材育成を図る学部を新設した高知大学などが名を連ねた。

 また財務の分野では、東京芸術大が、クラウドファンディングを活用した壁画復元プロジェクトで、唯一の最高評価を得た。「支援金調達と同時に、復元事業の文化的意義を広く周知する効果も得られた」と評価されている。

 各分野で、最高・最低評価を受けた主な大学は以下の通り。
 ※( )内は該当する大学数。業務運営の改善・効率化以外は最高評価のみ

▽教育=該当なし

▽研究(5)

 東京外語:言語文化基礎資料等の情報資源化
 東京工業:他機関との連携による研究の推進

▽その他(社会貢献・国際化など) (1)

 東京芸術:早期教育プロジェクトの実施