Googleも同様の機能をリリース
実は「ビデオ電話」を持っているのはFacebookだけではない。6月末にベータ版でスタートし、今大きな話題を呼んでいるGoogleのソーシャルサービス「Google+(グーグルプラス)」でも同様のサービスを持っているのだ。
Google+については、ここで詳しい解説はしないが、簡単に言うとTwitterとFacebookの中間のようなソーシャルメディアだ。
ビデオ電話機能はFacebookよりやや進んでいて、Facebookが1対1の通話しかできないのに対し、Google+の「ビデオチャットルーム」では、複数名(通信環境によって左右されるが、20名以上でできる場合もある)での通話が可能となる。
ビデオチャットをしていると、フォロワーのストリームに表示される。主催者がOKすれば誰でも参加できる(写真はアメリカの有名ブロガーChris Prillo)
つまり、使い方よっては、Google+の場合は、「テレビ会議システム」として利用することができるのである。Google+自体がまだベータ版であるにもかかわらず、もうすでに社内会議に使ってみたという経営者もいる。
ここでFacebookとGoogle+の機能を比べるつもりはない。重要なことは、両社がほぼ同時にビデオ電話サービスをリリースしたことだ。これによってソーシャルメディアが「遠隔地をつなぐ、よりリアルに近いコミュニケーションツール」という新たな認識ができあがったのだ。