その理由は「ポテトチップスに含まれる油」です。人間は甘味、うま味(だしの味)と並んで油脂の味に対して、本能的にやみつきのおいしさを感じます。これは、生命の維持のために脂肪(油脂)が必要だからです。

 しかも、油脂はうま味成分を溶かし込んで、うま味と油脂の2つのおいしさを1つにしてしまうのです。ですから、おいしくてやみつきになって、途中でやめられなくなるわけです。

「することがない」から
つい食べ続けてしまう

 では、どんなときに、ポテトチップスを一袋食べてしまうでしょう?

 おそらく、1人でテレビを見ていたり、夕食後から寝るまでのリラックスした時間などではないでしょうか。つまり、特にすることもなく、まとまった時間があるときです。

 これはズバリ「することがないから、食べてしまう」のです。

 たとえば、なんとなくテレビを見ているときは、両手が空いた状態です。すると手持ちぶさたになって、つい食べてしまうのです。たとえ、お腹がすいていなくても、ポテトチップスがあれば、ついつい手が伸びてしまうものです。

 では、テレビを真剣に見ているときはどうでしょう?

 食べる手が止まっているはずです。

 興味のない番組を流しながらぼんやりすごすようなときや、リラックスしているときに、1袋を食べ切ってしまうということ。