たった1年でぼくの人生を変えた「7つの仕事術」

 ぼくは、この7つの問題点を解決するために、最後の気力を振り絞り、優秀な人たちがやっていることを少しずつ盗み、落ちこぼれの自分にもできる手法に改善していきました。もちろんその中には、まったく効果がないものもありましたし、逆効果なものすらありました。しかし、そうやってトライ&エラーを繰り返していく中で、確実に成果があがる仕事への姿勢ややり方が少しずつ身についてきたのです。

 結果、周りからの評価も少しずつ変わってきました。休職から1年後には、最高ランクの評価を得るまでになり、上司からも信頼されるようになっていました。さらに、その評価によって他のコンサルティングファームから引き抜きの声がかかるようにもなりました。そして現在はマネジャーとして転職し、さまざまな国籍の部下を持ちながらプロジェクトを遂行していくまでになったのです。うつ病寸前の状態から約1年で、ぼくは落ちこぼれから脱却したどころか、他社からも欲しがられる人材となっていたのです。

 拙著『コピー1枚とれなかったぼくの評価を1年で激変させた 7つの仕事術』では、このように落ちこぼれだったぼくが、この7つの問題点を解決するために、必死に練り上げた「7つの仕事術」を紹介しました。本連載でも、次回以降、この「7つの仕事術」の中身について紹介していきます。

 ぼく自身、落ちこぼれ時代はもちろん、昔よりもずいぶん活躍できるようになったいまでも、この仕事術を使い続けています。ぼくのように、まったく仕事ができないと悩む人にはもちろん、ほとんどすべての若手ビジネスパーソンにとって有意義な手法ですので、ぜひご参考いただけますと幸いです。