そういえば筆者にも経験があった。人事異動で私のとなりの席にきたGさんのことだ。まわりが忙しくしていても手伝うそぶりもないGさん。そしてどんなに忙しくても3時のティータイムは欠かさない。それ自体は自由だが、問題はお茶をすする音。「ズズズー」とものすごい音を立て、決まって「あー」とため息をつく。

 彼にとってはリラックスしている瞬間かもしれないが、青筋立てて忙しい思いをしている身には「ズズズー」「あー」の波状攻撃が不快でならない。自分が必要以上に神経質なのかと思い、彼が離席している隙にまわりの女子社員に「Gさんの『ズズズー、あーってどう思う?』と聞いてみると、一同大爆笑。「今日も始まった、と思っていました」と口をそろえて言うではないか。「僕も気になっていました」という男性社員もいたほどだ。

女性は音に敏感!気づかず出している音は結構ある

 気づかないうちにしている、何気ない癖で出す「音」にも注意が必要だ。

 例えばパソコンのキーボードをたたく音。Iさんは必要以上にパソコンのキーボードを強くたたく癖がある。イライラ度が増してくると、その音はさらにパワーアップ。隣の席のB子が「あのキーボードをたたく音、なんですかね?『俺は仕事をしているぜ!』アピール?ほんとにうっとうしいんですけど」と切り捨てていた。最近は露骨に耳栓をすることもあるという。

 またボールペンをグルグル回す癖や貧乏ゆすりに伴う「音」を指摘する女子社員も多い。「そもそも落ち着きがない男性だってことがもろにわかる癖。どんなに仕事ができる人でも幻滅する」と嘆いたのは同期のA子。「研修で隣の席になったK氏は、気持ちが落ち着くからボールペンを回すんだって言ってたけど、ボールペンを落としたりする音は何度も続くと気になるもの。特に試験中にやられたら、こっちの気持ちが落ち着かないわ」と吐き捨てていた。

 女性は音に敏感である。何気なく出している不用意な音で、まわりの女性社員を不快にして嫌われる原因を作っているかもしれない。音を出していいのは蕎麦をすするときだけ…と思っておいたほうがよさそうだ。