「がん保険」の販売には
惜しみなくお金をかけている?
私は、ひょっとしたら「がん保険」には、がん患者専門カウンセラーによる面談や、専門医に関する情報を提供するサービスが付帯されていることが、保険料を高くする要因になっているのかとも考えました。
がんに罹った方は、「まず情報が欲しい」といいますから、これは素晴らしいサービスだと思います。しかし、保険会社の窓口に確認したところ、業務提携している会社に払うお金は、保険会社の経費から出ているとのことです。当然、会社の経費はお客様が負担する保険料から賄われているものの、直接「がん保険」の保険料に反映されてはいないと言います。
そんなわけで、「三大疾病終身保険」より「がん保険」の保険料が高くなって当然だと納得するには、保険金の支払いに必要な「原価」と呼べそうな部分の上に、保険会社の取り分を大きく乗せているから、と考える以外にない気がします。だからこそ、テレビCMや女性専用のサイト等に、惜しみなく経費をかけて売り込んでいるのだ、と想像されるのです。それは、お客様にとっては迷惑なことではないでしょうか。
私は保険数理には疎いので、この推察に対し、本当のところを教えて下さる方がいらっしゃると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。
次回は、それでも「がん保険」に入る人に「入り方のポイント」をご紹介します。
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