データ理論は
一白の「美学」なんです!

 一白は頭脳明晰で冷静沈着なので、知性的に物事を見ることにすぐれ、人当たりもよく社交的です。
 営業から経理、開発から経営までできるオールマイティな存在でしょう。
 一白は社長から見たら、頼もしく接しやすい社員のはずです。
 水のように自分を相手に合わせることもできるので、多少の無理がきく人材だからです。

 ただし、ひとりになると落ち込みやすく、ストレスをため込みやすいので、定期的に会食などで心のケアをしておく必要があります。

 常に上司が話しかけるなどして、一白の人の心を温めてあげることで、信頼感を増します。
 人一倍、会話などコミュニケーションを充実してあげてください。ひとりで孤独に物事をやらせることはやめてくださいね。

<「水の一白」を部下に持つ上司の注意点>

「このデータが意味するところはですね……」
「最近の動向ですが、実は、このデータから面白いことが読み取れます」

 など、データ収集とデータ分析が得意なので、細かい作業は苦になりません。
 データに基づく論理構成力にすぐれた知性系一白社員の集中力に、圧倒される上司もいることでしょう。
 およそ常人では考えられない作業を、一白はやってのけるからです。

 一白以外、特に感性系(三碧・六白・九紫)の上司は、一白のこうした「行動」は理解できないでしょう。

 というのも、「結論は?」「白か黒かどっちなんだ?」と、まず答えだけ先にほしいのが感性系の人物だからです。

 一方で、一白にしてみれば、データとそれをもとに組み立てた論理は一種の「美学」ですから、これを軽んじるのは一白を傷つけることになるので要注意です。