食事や会話など、ふだんの生活の中でのちょっとした習慣が、あなたを「金運体質」に変え、お金が自然に集まってくる人、お金を生み出せる人になれます。『絶対、お金に好かれる! 金運風水』から、「食」を大切にする風水の考え方や金運を上げる食べ方を、抜粋してご紹介します。

「食」をないがしろにする人は
金運に恵まれない

 風水では、「食べ物」だけでなく、「食べる」という行為そのものも「金」の気をもつと考えられています。何かを食べるということは、それだけで金運を鍛える開運行動なのです。

 ただし、何でもいいから食べてさえいればいいというわけではありません。よく「安ければ何でもいい」「お腹がふくれればいい」というような言い方をする人がいますが、そんなふうに食をないがしろにする人は、金運をないがしろにしているのと同じ。絶対に金運には恵まれません。

 かといって、高級な食材を使った贅沢な料理を食べていればいいのかというと、それも違います。食材や調理法は運に影響を及ぼす要素のひとつではありますが、お金をかけさえすればいいというものではありません。

 大切なのは、器や盛りつけ、誰とどんな会話をしながら食べるか……といった食のシチュエーション。同じ食材、同じ料理でも、間に合わせで買った器にいい加減に盛りつけて食べるのと、お気に入りの器にきちんと盛り、楽しく食べるのとでは、得られる運気は全く変わってきます。

 忙しくて自分で作って食べる時間の余裕がない、仕事中は食べるだけで精一杯、という人もいるでしょう。そんなときは無理をせずに外食したり、お総菜を買ったりしてもいいのです。

 ただし、買ったものを食卓に並べるときは、パックごと出すのではなく、きちんと器に盛りつけ直して。箸やスプーンもきちんとしたものを使いましょう。インスタントのスープやみそ汁はマグカップやお椀で飲む、コンビニで買ったプリンはカップの下に陶器やガラスのお皿を敷いて金属のスプーンで食べるなど、ひと手間かけるだけで、食から得られる運気は大きく変わってきます。

 重要なのは、「何を食べるか」より、「どう食べるか」。「こんなおいしいものを食べられるなんて幸せ」と感じられるような食事は、空腹を満たすだけでなく、心も豊かにしてくれるもの。そういう食事を続けていれば、知らず知らずのうちに自分でお金を生み出せる「金運体質」になっていきます。