ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された数多の論文から、グローバル・リーダーに必須の知識を授ける論文を厳選。年内限定の特別企画として、10本の論文をPDF版で順次公開していきます。

第3弾は、グローバル戦略の理論家パンカジュ・ゲマワット教授の「新興国市場に適応する条件」、世界最精鋭のBスクールで行われている実証研究より、「グローバル・ブランドの真実」の2論文です。

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戦略策定に新たな視点を
新興国市場に適応する条件
パンカジュ・ゲマワット(ハーバード・ビジネス・スクール教授)
(2011年5月号掲載)

2008年の金融危機の余波を受けて国内需要の低迷が続くなか、大規模途上国は最も魅力的な市場である。しかし、先進国企業は現地国に適応するよう、さらなる努力が必要だ。これまで対象としてこなかった層もターゲットとし、よりカスタマイズされた製品をより低価格で提供することである。また、もっと投資の目利きになると共に、市場の競争相手に注意を払わなくてはならない。プロセス・イノベーションと製品イノベーションの両面で、新興国の役割はさらに大きくなるだろう。現地国の組織上の権限が高まり、企業は重要な機能をさらに国外へ移すようになる。こうした組織の新しい現実を反映して、より多様な人材のプールを構築することが求められる。そのためには、ITを活用したコミュニケーションの強化、強力なコーポレート・アイデンティティの確立が不可欠である。また、自社のみならず、ビジネス界全体のレピュテーションを立て直すことにも目を向けなければならない。

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41ヵ国3300人の調査から明らかにする
グローバル・ブランドの真実
ダグラスB. ホルト、ジョンA.クウェルチ、アールL. テイラー
(2004年11月号掲載)

グローバル・ブランドには強大な力がある。それゆえ、同時に背負わなければならない責任がある。グローバルというメリットと責任を同時に管理してこそ、企業はその価値を最大限に引き出すことができる。筆者らは、グローバル・ブランドに関する消費者の認識についてまず41カ国1500人に、次いで12カ国1800人に調査し、グローバル・ブランディングに求められる特性を明らかにした。

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■第1弾、第2弾の5論文も、併せて公開中です。

「地球市場は同質化へ向かう」
セオドア・レビット(ハーバード・ビジネス・スクール名誉教授)
(1983年9月号掲載)

「トリプルAのグローバル戦略」
パンカジュ・ゲマワット(ハーバード・ビジネス・スクール教授)
(2007年6月号掲載)

「世界で通用する人材の条件」
マンスール・ジャビダン(サンダーバード国際経営大学院名誉教授)
メアリー・ティーガーデン(サンダーバード国際経営大学院教授)
デイビッド・ボーエン(サンダーバード国際経営大学院教授)
(2011年3月号掲載)

「リンカーンの智恵」
ロバート D. ホーマッツ(ゴールドマン・サックス副会長)
(2003年11月号掲載)

「スマート・パワー」
ジョセフ S. ナイ, Jr.(ハーバード大学ジョン・F・ケネディ行政大学院教授)
(2009年2月号掲載)

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