最近、芸能界を中心に「年の差婚」が話題になっている。加藤茶さんの45歳年下をはじめ、堺正章さんが22歳年下、黒田アーサーさんが17歳年下の女性と結婚するなど、「年の差婚」ラッシュが続き、世間を驚かせた。

 逆に言えば、自分の父親と変わらない年齢の男性と結婚することに抵抗を感じない女性が増えているということだ。マクロミルの調査によると、結婚対象となる相手の年齢は、36.5%の女性が「10歳上までの男性」と回答し、最多となった。

「15歳年上まで」が12.5%、「20~30歳上まで」が6.0%、「何歳上でも可」が8.5%で、これらを合わせると「年上の男性と結婚してもいい」と考える女性は、63.5%にも及ぶという。

 晩婚化・未婚化が叫ばれるなか、「年の差婚化」が新たなキーワードとして浮上してきた現在の日本。女性は同世代ではなく、ひと回り年齢が離れているくらいの男性に魅力を感じる傾向が進んでいるようだ。

 しかし、巷の声を拾ってみると、実は「年上の男性」が必ずしも女性のニーズを満たす存在ではないという現状が浮き彫りになった。今回は、結婚や恋愛における「年の差カップル」の理想と現実をレポートしたい。

同年代は草食系だから対象外?
「包容力がある」男性の人気が急上昇

「年の差カップル」と言っても、男性が年上の場合と、女性が年上の場合の2種類がある。芸能界でも、ほしのあきさんが13歳年下の騎手・三浦皇成さんと結婚するなど、女性が年上の「年の差婚」も話題になっているが、まずは男性が年上のケースから見ていこう。マクロミルの調査によると、「女性が年上男性に対して期待すること」の1位は、「包容力がある」(81.4%)ことだ。