チャンスに向けて、アンテナを伸ばせ!
どうして、彼には、目の前にある状況がチャンスだと気づかなかったのでしょうか?
すべてのものごとは、見る人によって、異なる見え方がするものです。
いま目の前にある状況を「不幸だ」と嘆くか、「チャンスだ!」と喜ぶかは、それを見る人の考え方一つで決まります。
それは、人が自分自身に対して持っているアイデンティティで決まるのです。
たとえば、自分自身を「不幸ばかりに取り囲まれて、チャンスに恵まれない可哀想な人」だと思っている人は、無意識のうちに不幸ばかりを探しているものです。そして、不幸なものを見つけては、「ほら、やっぱり自分の周りには不幸が多い」と自分を納得させて、ますます不幸のネタを集めていきます。
反対に、自分自身を「次々にチャンスを手に入れ、多くのモノを手に入れるのにふさわしい」だと思っている人は、自然に目がチャンスを探し、耳がチャンスに関係する話題を探し、手がチャンスにつながる情報を探すようになります。そうなると、どこを向いてもチャンスだらけ。
なぜなら、この世界は、チャンスであふれているからです。多くのチャンスが、あなたに見つけられるのを待っています。
ですから、あなたが「選ばれる人」になるために、ぜひとも身につけてほしいものがチャンスに対する情報の感受性です。
『選ばれる人になる34の習慣』のうち、1章「情報を受け取る習慣」と6章「ココロ磨きの習慣」が身についてくると、チャンスに対する感受性が高まり、いままで気づかなかったものが見えてきます。
そして、2章「意識を高める習慣」をしっかりと実践していくと、頭頂から天に向かって目に見えないアンテナが立ち上がり、あなたに必要な情報を24時間365日休むことなく自動的に集めてくれるようになります。
「選ばれる人」になるには、このチャンスを見つける力が不可欠です。
これは、「もっと幸せになりたい」「もっと成長したい」と願う人なら、誰にでも簡単に身につけられる力です。
ぜひ、あなたも、チャンスに向けて、高いアンテナを伸ばしてください。きっと、心が躍るような話題がキャッチできることでしょう。
次回は、そのチャンスを、実力や実績に変える方法をご紹介する予定です。
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