「登場感」と「第ゼロ印象」を大事にする
「◯◯開始!」「◯◯スタート!」「◯◯登場!」
何かが始まるこの瞬間、そして登場したときの「登場感」は、たったの1回しかありません。
スタートダッシュなどと言いますが、この「登場のエネルギー」は他にはかえられません。これは、神様がくれたギフトだと僕は思っています。
せっかくのギフトなのにさっさと登場してしまったら、もう終わり。2回目は使えないというところが、このギフトのミソ。
登場の仕方、発表の仕方によっては、すごく話題になるかもしれない。でも失敗してしまうと10年続くものが1年で終わってしまったりする。100万部売れるはずが、1万部で終わってしまったりする。
さらに、この「登場感」が第一印象だとしたら、その前に「第ゼロ印象」もあります。
プロデュースや企画だけの話ではありません。僕はよく、若いビジネスパーソンのみなさんにもよく、この「第ゼロ印象」を持ってほしいと言っています。
「第ゼロ印象」、つまり会う前の印象です。
人は会ったときの印象だけで、その相手のキャラクターを判断しているように思うかもしれませんが、実際に会うまでにも、さまざまなインプットがあるわけです。