おちまさと
最終回
「根拠なき自信」と「幸せ定規」を持つ
もしかして失敗するかも……と考えすぎて決断できなければ、気づきや企画が成功することはありません。大切なのはリスクに打ち勝つ「根拠なき自信」と、自分なりの「幸せ定規」を持つこと。最終回は、他の人をあっと言わせる「気づき」を生み出すうえで基本となる、2つの重要なポイントをお伝えします。

第7回
一石「多」鳥で考える
企画とは「記憶の複合」です。ということは、企画をする段階で2個以上のものが組み合わされていなければなりません。「一石一鳥」では当たり前、少なくとも一石二鳥、できれば一石「多」鳥を狙わなくては。まさにこの考え方を実践して企画した、ある雑誌連載のエピソードをお話しします。

第6回
「登場感」と「第ゼロ印象」を大事にする
みんなが右を向くなら、あえて左を向いてみる。それが人とは違う斬新な企画を考えるポイント。でも登場の仕方に失敗すると、せっかくの企画が台無しに……。「登場感」と「第ゼロ印象」、こうした最初の印象を上手につくることは、プロデュースや企画を手がける人以外も使える重要なテクニックなのです。

第5回
「振り幅」は大きければ大きいほどいい
僕はふだんプラスチック製の名刺を使っています。それは、人があまり気にしないような「ディテール」にこそ、こだわることが大事だと思っているから。また、プラスチック製の名刺には「振り幅」があります。そう、アイディアや企画を面白くするために重要なのが、この「振り幅」なのです。

第4回
アイディアを生む「何気の臨戦態勢」
アイディアや企画は生理現象に似ています。出そう出そうとして出るものではないし、あるとき突然、神様が降りてくるものでもありません。ではどうすればいいのでしょう。それは、アイディアが向こうからやってきてくれるような状態をつくること。そんな「何気の臨戦態勢」をとるための方法を教えます。

第3回
あえてやらない。あえて行かない。あえて選ばない
電車に乗る、ゴルフを始める、デートでは割り勘する……。みんなと同じことをしていては、誰もが驚くような面白い考えや企画は生み出せません。なぜなら「企画は記憶の複合」だから。「当たり前」に組み込まれ、既成概念という枠にはまってしまうと、「気づきの感度」は明らかに鈍くなってしまうのです。

第2回
ポジティブプランニングとネガティブシミュレーション
気づき力を高めるためには、「まったく役に立たない」「関係ない」ということに、あえて興味を持ったり、頭を巡らせたりすることが大切。そして「なんでそんな突拍子もないことを思いつくんですか?」と驚かれる、企画の達人がしている「ポジティブプランニング」と「ネガティブシミュレーション」とは?

第1回
もっとも重要なのは「自分を疑うこと」「いつも何かに気づいてやろうと思って生きること」
アイディアや発想や企画は、突然、魔法のように浮かんでくるものではありません。なにより大切なのは、日々「気づく」こと。数多くのヒット番組や企画を手がける人気プロデューサー・おちまさと氏が、「気づける人」になるためのトレーニング方法やテクニック、企画を生み出すコツについて語ります。
