人気ラーメン店成功の秘密
ラーメン店の店内を思い浮かべてください。
多くの店はカウンター席中心のレイアウトになっています。
ラーメン店で最も多いのはひとり客。
ほとんどの店では、2人がけや4人がけのテーブル席ではムダなスペースが生まれるので、カウンター席にして効率を高めています。
ところが、ラーメン激戦区である東京・五反田の人気店「すごい煮干ラーメン凪 五反田西口店」は、あえて効率の悪いテーブル席ばかりのレイアウトに改装して成功しました。
なぜでしょうか?
他店ではくつろげないカップルやファミリー層が押しかけて客数が増えたからです。
もちろん、テーブルの座席数にぴったりの客ばかりがくるわけではないので、デッドスペースは生まれます。
しかし、スペース効率が悪くなる以上に客数が増えれば問題ない。
「率」より「量(客数)」に注目したゆえの勝利でした。
700社以上を診てくると、残念ながら、100人中99人が陥る「アリ地獄」があります。これは面白いほど共通しています。
ぜひ、第1回連載にある、ひとつでも当てはまったら危ない!【あなたの「会社の危険度」10のチェックリスト】をチェックしながら、『数字は人格』を体細胞に植えつけていただけたらと思います。