周囲の施設も巻き込んで
エリア全体で盛り上げていく

岡田 我々は、エリア全体で盛り上げていこうという発想です。スタジアムの隣に大きなイオンモールがあるんですよ。調べたら、スタジアムに来た6割のお客さんが、試合後にイオンモールに行っているんです。ウチのチケットを持っていたら割引になるとか、そこでFC今治のトークショーをやるとか、エリアで試合後も楽しく過ごしてもらいたいという発想ですね。

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小泉 地方の特色によって、できることはたくさんありますよね。

岡田 まさにそう。今治の財産の一つは、瀬戸内海の島々を繋ぐ「しまなみ海道」の素晴らしい景観。でも、リゾート施設がないんです。スポーツ、エンターテインメント、アート。この三つを融合させていく発想が必要だと僕は思っていますね。小泉さんは、そもそもなぜアントラーズのスポンサーになろうと思ったんですか。

小泉 きっかけは知り合いから紹介を受けてなんですが、父が鹿島の隣町出身という縁もありました。子どものころ、カシマスタジアムに行ってこけら落としの試合を見たこともあるんです。

岡田 元々、接点があったんですね。

小泉 もちろんビジネスの観点に立った上での決断でした。鹿島やJリーグのお客さんが男性であったり、年齢層が40代以上であったりして、逆にメルカリのユーザー層は20代、30代の女性が中心です。我々は40代と男性は強くなく、マーケティング面から言っても相性はいいと思いました。それに、リアルとインターネットの垣根がなくなってきたというのも実感としてありますので。