キャッチアップに長けている
深センの小規模製造者たち

 本連載の第3回「深セン電気街の凄み、アキバやシリコンバレーを超える開発力」で紹介したように、深センの人たちはキャッチアップとコピーに長けている。完成品だけでなく、HMDの製造に必要な基板やチップがあっというまに製品として流通し、それを使えば最新のテクノロジーを素早く自社製品化できる。設計、開発、製造を1社で行うのではなく、小企業がそれぞれのフェーズに分けて行い、お互い仕事を融通しあい、製品を模倣しあうことで、技術がすぐコモディティし、コモディティ化した技術の組み合わせで、応用としての新製品が生まれる。

 おそらくDK2のオープンソース化は一気に深セン製HMDの高性能化をもたらすだろう。まだまだ発展途上ながら、変化し続ける深センのVRをチェックしていきたい。