「大地の二黒」の新成人には
〇〇な言葉で攻めよ!

 一方、「大地の二黒」の新成人の場合はどうでしょうか。

「大地の二黒」は「雷の三碧」とはまったくの正反対とも言えます。
 男性も女性も、現実的で堅実的な人がとても多く、自分が前に出ていくというよりは、誰かの“縁の下の力持ち”でいることを心地よく感じるタイプ。また、自分のペースを大切にします。

 ですから、「雷の三碧」のように夢や理想ばかりを語ったら、その現実的な性格からか、ちょっと引かれてしまうなんてこともあります。

「大地の二黒」の人にはこうアドバイスしてはどうでしょうか。

「大人としてのあなたの魅力を、堅実にひとつひとつ社会に尽くしていきましょう」「周りに合わせる必要はない。自分のペースで、誰かのためにの精神を忘れずに、一歩一歩、進んでいきましょう」

 きっと、「大地の二黒」の人間にとって、最高に心地よく、心に響く言葉となるでしょう。

 いかがでしたか?
 このように、新成人のタイプも「9code」(ナインコード)で考えると、9タイプあります。
 その年によって、新成人の心に響く言葉が違うのです。
 新成人に、心に響く言葉をかけてあげられるかは、その人(新成人)の未来を大きく変えます。
 これは、今を生きる大人として、とても重要なミッションです。
 ぜひ、この「9code」(ナインコード)をフル活用して、若者たちを“人生豊かな大人”に導いてあげていただければと思います。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント。早稲田大学商学部卒業。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。