今回は、「逆転発想」「新しい価値」「高いビジョン」など、知っていると「ものの見方」を変える達人になれるツールを紹介します。今回の記事は保存版として取っておくことをおすすめします。いつか必ず役に立つはず!

「ものの見方」を変える8つの切り口

 さて、今回は「ものの見方」を変えるときに便利なツールをご紹介します。プリントして、ノートの裏表紙にでも貼っておくとよいでしょう。

【「ものの見方」を変える8つの切り口】

1.逆転発想
2.新しい価値
3.高いビジョン
4.ゼロベース
5.Bird’s-eye
6.タイムマシン
7.IF(もし~)
8.視点移動

 では、一つずつ説明していきましょう。

1.逆転発想

 これは、一見、不利に思える出来事を逆手にとってプラスに変えてしまおうというもの。たとえば、立地の悪いレストランでも「隠れ家」的な見せ方をすれば、それがかえってウリになったりもします。要は、世間一般の価値観に惑わされないことです。

「ほこりトリ」という商品があるのですが、ご存じでしょうか?

 これは、もともとシリコン製の捺印台をつくっていた会社が、そのシリコンにあまりにもホコリがつくのを見て、ならばホコリを取る製品にしてしまおうということで、鳥型のシリコンゴムを開発し、パソコンのキーボードなどのホコリを取りやすくしたもの。これぞ「ホコリがつく」というデメリットをメリットに変えてしまった、逆転の発想のよい例ですね。