中学生以下の子どもは
「扶養」の対象外だった!
以前は「子どもが産まれたら、税金が安くなる」と言われていました。扶養控除といって、子どもが生まれたら養うわけなので、その分、収入からいくらかを経費として差し引ける(=控除)ことができたのです。
しかし、今現在は子どもが高校生にならないと、税金は安くなりません。
というのも、2011年に、ゼロ歳~中学生までの「扶養控除」は、「子ども手当(現在は児童手当)」を出す代わりに廃止になったからです。
ちなみに、高校生、大学生でなくとも16歳以上の「働いていない子ども」を養っている場合には、「扶養控除」を受けることは可能です。
深田晶恵(ふかた・あきえ)ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。1967年生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である生活設計塾クルーのメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じてマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上、「すぐに実行できるアドバイスを心がける」のをモットーとしている。ダイヤモンドオンライン、日経WOMAN等でマネーコラムを連載中。主な著書に『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂6版』『平均寿命83歳!貯金は足りる?定年までにやるべき「お金」のこと』(ダイヤモンド社刊)『共働き夫婦のための「お金の教科書」』(講談社刊)ほか多数。