北米国際自動車ショー開幕
次世代車よりピックアップトラック重視
デトロイトモーターショーの地盤沈下が止まらない。
その年の米自動車市場を占うため、世界各国メディアが集う北米国際自動車ショー(通称デトロイトモーターショー)。
だが、近年「注目のショー」という観点では、前週にラスベガスで開催される、CES(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)にお株を奪われている。
自動車産業界はいま、電動化(EV)、自動運転(AV)、通信によるコネクテッドカー(CV)という技術領域に加えて、ライドシェアリング等のよるデータサービス事業が急拡大しており、そうした新技術や新サービスの発表の場は、デトロイトではなくラスベガスが選ばれることが多くなった。
筆者はここ数年のこの時期は、ラスベガスCESから空路デトロイトへ飛ぶというルーティーンを続けているが、今年のデトロイトモーターショーの凋落ぶりには心底驚いた。