22歳で“できちゃった婚”
2年後に離婚し今もシングルマザー

 熟年離婚なら、もしかするとお互いの立場や考えから、円満にポジティブな感情で離婚することもあるかもしれない。しかし、20代の場合、それはほとんどないだろう。やはり早くに離婚するのだから、それなりに悲しい理由がある。

 Mさん(30歳・女性)は、大学を卒業したばかりの22歳で結婚した。彼女は大学時代、ミスコンに選ばれるほどの美貌の持ち主で、当然ながら男性人気も高かった。

 しかし、大学卒業前に結婚相手となる男性と出会ったことで、知らず知らずのうちに彼女の人生の歯車は狂ってしまった。

 きっかけは、付き合って半年ほどの頃。妊娠して“できちゃった婚”をしたのだ。

「もちろん両親からは猛反対されました。今なら私もその決断はしません。ただ、当時の私はその男性が好きでしたし、反対されればされるほど意固地になってしまいました」

 両親が反対したのは“できちゃった婚”に対してだけではない。彼氏の人柄に対してもだった。彼氏は25歳で、大学を卒業後にいくつかの職を転々としていた。仕事が安定せず、娘との結婚を許せるほど信頼がおけなかったのだ。結局、両親はMさんの意向に折れるが、その代わり男性がきちんと定職に就くことを条件とした。

「しかし、結婚後もすぐに仕事を辞めてしまって、仕方なく私の実家が営むお店で働くことになりました。ただ、日に日に両親との関係は悪化し、夫も両親もストレスの極致となったのです。私も彼には幻滅し、離婚を決断しました」

 これが、結婚からわずか1年半のことである。24歳のMさんは、結婚時にお腹にいた赤ちゃんとともにシングルマザーとなった。「彼は出会った頃から『人のためになることをしたい』と語っていて、私も大学生なのでそれを魅力に感じてしまい……。でも今考えれば、ただの現実逃避でした」と話す。

 離婚の際、夫は養育費を払うこととなったが、月にわずか数千円ほど。たとえそれ以上の金額を設定しても、支払える能力も根拠もなかった。両親は「この男と縁を切れ」と言った。彼女も同意し、以来1度も会っていないという。当然ながら、子どもにも会わせていない。