共通ポイントや
電子マネーで還元も

 独自ポイントではなく共通ポイント戦略を取るチェーンもある。ホテルルートインでは宿泊料金100円(税抜)につきPontaが3ポイント貯まる。6500円の宿泊料で195ポイントだ。独自ポイントに比べて還元率は低くても、共通ポイントは汎用性が高い。一定のポイント数まで貯め続けないと使えないという縛りも少ない。

 また、他のサービスで貯めたPontaを宿泊料金として使うこともできる。ドコモユーザーなら毎月の利用料に対し、dポイントが貯まっているはずだが、それをPontaへ交換(1回の交換につき、dポイントが5000ポイント必要)して宿泊料として使ってもいい。

 ワシントンホテルでは「藤田観光グループ・メンバースカードWAON」を作れば、利用金額100円ごとに藤田観光ポイントが4ポイント貯まる。500ポイント以上でWAONポイントに交換することができ、さらにそれを電子マネーWAONにチャージできる。500ポイント貯めるには、1万2500円が必要になるが、2回宿泊すれば達成できそうだ(もちろんWAONでの支払いも可能)。

 サンルートホテルも会員ポイントは100円(税抜)につき1ポイントだが、500ポイント貯まれば、電子マネー楽天Edy1000円分に交換できる。こちらは宿泊で5万円使えば1000円戻る計算になる。

 どうしても汎用性の高い共通ポイントや電子マネーのほうが、宿泊代に対する還元率は低くなる。ホテルチェーンを固定できるなら、独自ポイントからのキャッシュバックを狙うほうが効率はむしろいいといえるだろう。

人手不足への対策が進む
ビジネスホテル

 お金のことばかりではつまらないので、ビジネスホテルが向かう合理化についても触れてみたい。

 先ごろは大浴場を備えるホテルが増えてきた。スーパーホテルやドーミーインなど天然温泉をアピールするところもある(すべての施設ではない)。

 こうした設備は付加価値であるだけでなく、水道光熱費等の節約につながっているのではないかと考える。各部屋で風呂を使うよりもコスト減になるのではないだろうか。そのうち、大浴場に集約し、バスタブを排したビジネスホテルも登場するのではないかと考えたりもする。

 さらに、バスルームのアメニティについても、各室に備えるのではなく、チェックイン時にフロントから宿泊客が必要な物を選ぶところも増えてきた。特に女性用のコスメキットの場合はその都度部屋に備えるのは手間がかかってしまう。必要かどうかを判断して客の意思で持っていってもらうようにすればルームメイキングの効率化が図れるし、ホテルから「自由に選んでいい」と言われると、客にお得感を感じさせる効果もある。