デジタルカメラをいつ買ったらいいのかわからない――。
毎年のように新製品が登場し、ますます高機能化しているため、その進化についていけず、そう感じる人は多いのではないだろうか。
しかし、2012年は、ここ数年買うのを控えていた人にとって、思い切って買ってみるのにはちょうどいいタイミングといえる。
なぜなら、2012年初頭から中旬にかけて、魅力的な新商品が続々登場するからだ。
2012年1月に米国で開催された家電の見本市CESでは、多くのデジタルカメラやレンズの新製品が発表された。
近年のトレンドとしては、高画素化、動画の強化、オートフォーカスなどの動作の高速化があるが、2012年は各社からそれに磨きをかけた商品が発売される。
なかでも、「レンズ交換式のミラーレス一眼」というジャンルでは、多くの新商品が投入される見込みだ。
現在、レンズ交換式のミラーレス一眼(以下、ミラーレス一眼)の市場には、パナソニック、オリンパス、ソニー、ニコン、リコーなど主要メーカーのほとんどが参入している。そこに、デジカメ最大手のキヤノンが今年新たに参入することで一気に市場が拡大する可能性がある。
また、既にミラーレス一眼を発売していたパナソニックやオリンパスは中級機、高級機をラインナップに加えることで、一層の充実を図り、“新規参入”のキヤノンに対抗していく。
性能が高くコンパクト
一眼レフ市場を浸食か
テレビ広告や、店頭などでその名前を耳にした方も多いと思うが、そもそもミラーレス一眼とはどういう商品なのだろうか。簡単に説明したい。