BAUME & MERCIER
~クリフトン ボーマテック
自社開発ムーブメントを搭載した新機軸
ボーム&メルシエは、伝統を継承しながら常に時代を意識し、時計デザインのトレンドを牽引してきた老舗ブランドである。その創造性は卓越しており、計算されたミニマムなデザインは、いつの時代にもフィットするものだった。
そして、ポリッシュ&サテンを絶妙なバランスで配したケースやブレスレットは、細やか、かつ重厚に仕上げることで最上級の美しさを誇った。デザイン&仕上げの美しさが、
世紀を超えて支持され続けてきた要因でもあった。
そんなボーム&メルシエだが、これまでムーブメントに手を付けることはなかった。それが、ついにムーブメントの開発に着手したのである。
搭載されたのは「クリフトン ボーマテック」。
これは、リシュモングループのムーブメントメーカー、ヴァルフルリエとリシュモン開発チームとの協力体制において開発したもので、「キャリバー ボーマテェック」と名付けられた。
改良された合金製バレル、Powerscape ™テクノロジーを採用したシリコン製エスケープメント、Twinspir™テクノロジーをとりいれたシリコン製テンプによって、安定したトルクを保つ120時間(5日)のパワーリザーブや精度(日差-4/+6秒)、耐磁(1,500ガウス)、耐久性など、機能を飛躍的に向上させている。
とはいえ、1830年のボーム&メルシエの創立以来一貫してきた、「適正な価格で最高のコストパフォーマンスを実現する」というモットーから、価格は従来どおりこなれたものとなっている。