「レスポール」などの名器で知られるアメリカのギター・メーカー「ギブソン」の経営が悪化している。
ムーディーズが2017年8月に、ギブソンの格付けを下から3番目に低いCaa3に引き下げたばかりだが、今度は本拠地を置くテネシー州の地元メディアの報道がきっかけで「倒産の危機」という話が広まり、世界中のギターファンを驚かせている。
ムーディーズの担当者「今年は危機的だ」
ナッシュヴィル・ポストの2月9日の報道によると、ギブソンは3億7500万ドル(約400億円)の担保付き約束手形が7月23日に返済期限を迎えると報じた。
手形を更改できなかった場合、別の1億4500万ドル(約155億円)の銀行ローンを支払わなくてはならないという。
このメディアは「残された時間は少ない」と見出しにとり、ギブソンの格付けを引き下げたムーディーズの担当者、ケヴィン・キャシディ氏に取材した。