どうせ食べるし、となると、社食がある、あるいは社内販売をしている企業では、その弁当を野菜中心にするなどがいいだろう。自販機の飲み物を特保飲料に置き換えたり、休憩室に常備しているお菓子の他に健康食品も置いてみるといったアイディアもある。

 さらに、これからは「睡眠」が健康経営の大きなテーマとなってきそうだ。人は必ず睡眠をとり、この睡眠の質が、翌日の生産性に大きく影響を与える。質の高い睡眠の勉強会を外部講師を招いて行っているところが多いと聞く。さらに、昼寝の推進である。パワーナップ(短い仮眠)を推進している企業もあり、専用の小部屋を作っている企業もある。ただし、パワーナップも効果を得られやすい正しい作法があるので知っておくべきだろう。

 ついでには、社内の動線を工夫することだ。水分補給をさせたいと思ったら、トイレに行くまでの動線上に自販機を設置しておく。わざわざ別の場所に買いに行くのではなく、ヒトは必ずトイレに行く、その動線上に設置しておけば購入しやすい。このように、「ついでにできる」「ついでにさせる」という方法を考えてみるのも、継続のためには必要なことだ。

快適環境で集中力を高める

 以上のような、健康維持から健康増進。そしていよいよ、働き方改革フェーズに入ってくるのだ。普通の健康状態であり、そこそこ元気もある状態において、さらに環境面の工夫等で生産性を上げていく。それが冒頭に挙げた「快適性」である。

 特に集中力を高める環境面での工夫が進化している。ハイレゾ音源を流す、グリーン・観葉植物を設置する、アロマを焚く。このような環境面の快適性を演出し、集中力を高め、創造性の質を高めていく。結果、企業業績への貢献に繋がる。