少ない時間で大きなリターン
ランチ副業が新たなトレンド?

 副業人口が増えるに従い、副業自体も大きく変化している。かつてのような内職やアルバイトといった、時間と体力を奪われるような職種ではなく、自分の好きなときに好きなだけできる副業が、最近の主流だ。

「自宅の部屋を貸し出すシェアリングエコノミーや、イラストやPC業務などの特技を時間単位で売ることのできるスキル販売、そのほか裁縫代行業、家事代行業、翻訳、ブログライティングなど、副業のジャンルは多岐にわたっています。もちろん、アフィリエイトやポイントサイトなど、既存の副業も根強い人気です。いずれも空いた時間を使ってできるので、本業への影響はほぼ出ないといえます」

 たとえば、前述したA8.netが行った調査の中に、毎日副業をする会社員は、3人に1人が昼休みの時間を利用しているというデータがある。家に帰ってPCに向かって…というスタイルは時代遅れであり、ランチタイムを使ってブログ発信、情報収集、受注状況のチェックなどなど、副業のジャンルに応じての作業が可能だ。

「本業に支障が出ない範囲で、効率よく、最小限の労力で収入を得るという“ランチ副業”の風潮は、まさに今の時代に則した副業のやり方だと思います。働いた分だけ収入が入るというのは、ネットのない時代の固定概念です。今の副業は作業時間をいかに少なくして、大きなリターンを得られるかという方向にシフトしています」

 ランチタイムに限らず、とにかく時間が空いたら、それをムダなく使って収入に繋げるのが、今どきの副業なのだ。最後に、今後注目の副業についても聞いてみた。

「弊社の『来年チャレンジしたい副業』という調査では、1位がアフィリエイト(62.3%)、2位がその他(33.9%)、3位が株・FX・投資(25.1%)という結果になりました。『副業収入の主な使いみち』でも、株などの投資が3位にランクインしています。真新しいジャンルではありませんが、多くの人が、仕組みを作って大きく稼ぐ、“成功報酬型”に注目しているといえます」

 3位にランクインした「株・FX・投資」は、いわゆる副業とは少し毛色が異なるが、多くの人が副収入源確保に熱い視線を送っていることが見て取れる。アフィリエイトも投資も、当然のことながら日々の努力や最低限の勉強なしに成功はあり得ないが、始めている人はとっくに始めているという現実に違いはない。副業が可能な環境であれば、リスクの低いものから始めてみるのはどうだろうか。