大嶋 聞いた内容ではなくて「感じたこと」を書くんですか?

西村 そうです。普通は、「ここが大事だな」と思うことを、ノートに文章で書く人が多いじゃないですか。

 でも、私はキーワードとか、感じたこと、極端に言えば「クーラーが寒いな」とか、そういうことを付箋に書きます。

大嶋 それは仕事で成果を出す人がするノートの取り方です。自分が気づいたことや感じたことを、一言にまとめて書くことで、知識を習得しながら、その知識に対して考えたことや気づいたことも深めることができますよね。

西村 講演に限らず、会議やブレストでも、キーワードであったり、感じたことを、バンバン付箋に書いて、それをA3のシートに貼っておきます。これは原田教育研究所の原田隆史先生から習った方法です。

 付箋は「キーワードしか書けない」あまり大きくないものを使うことが重要です。バンバン書いていくので、当然、脈絡のないメモになっていくのですが、あとから、重要なものを選別します。

 これは自分なりのネタ出しとか、「to doの落とし込み」のときにもやります。

大嶋 「to doへの落とし込み」というのは、具体的にどうやって進めていくんですか?

西村 たとえば「売上1億円を達成する」というテーマ、目標があるとするじゃないですか。そのときに「何をすべきか」というアイデアを、どんどん付箋に書いていくんです。

 すると「ホームページを充実させる」とか、「いろんな人に会う」などのアイデアが出てきますよね。そうやって付箋を並べてみると、自分にとっての重要度、優先度、「心のひっかかり」みたいなものが見えてくるんです。

 それを6~8個選んで、テーマの回りに貼っていきます。

 この作業を私は「目標達成プロセスのドラフト」って呼んでいるんですよ。プロ野球の「第1回選択希望選手は……」っていうあれです。