一方で、政令指定都市といっても安泰ではいられない。大阪なら西成区(▲6.4%)、大正区(▲5.0%)、住之江区(▲3.8%)、京都なら東山区(▲4.6%)、神戸なら長田区(▲4.0%)や北区(▲3.3%)のように、人口減で「過疎化」が進む区もあるからだ。

 街の新陳代謝も進む。

 JR「大阪」駅北側の旧国鉄梅田貨物駅跡「うめきた」(約24 ha)の再開発は、2013年のグランフロント大阪に続いて、現在2期事業が24年のまちびらきを目指して進められている。それに合わせて、地下鉄御堂筋線「中津」や、JR大阪環状線「福島」など、周辺部のマンション開発も盛んに行われている。

 市が40年以上取り組んできた阿倍野再開発事業(約28 ha)は18年で完了する。この再開発に合わせて近鉄が百貨店と美術館も入る、あべのハルカスを14年に開業するなど、近鉄「大阪阿倍野橋」、JR「天王寺」駅周辺はまるで別の街に変身した。とはいえ、市には2000億円近い巨額の財政負担が残されるなど、課題も多い。

 大阪の大規模再開発は、当面この二つで打ち止めの感が強い。局所的には、阪急連続立体交差事業が進む阪急「淡路」、吹田操車場跡地再開発による北大阪健康医療都市(健都)ができるJR京都線「岸辺」などでも進んでいる。

 京都では、バブル崩壊以後、虫食い状態で放置されてきた「京都」駅近くの崇仁地区に京都市立芸術大学の移転が決定しているが、実現するのは5年ほど先になりそうだ。

 こうした再開発が、街の勢いにどのように影響するのか、今後が注目される。

 そこで、どの自治体が伸びるのか「伸びる街ランキング」関西編を掲載しよう。