食べ過ぎたと思ったら
ダブダブなスーツで自分に喝

 また、飲み会が続いたり、旅行に行ったりすれば体重は微増するものです。そんなときに投げやりにならないように遠山さんが対策している方法は、初めて聞いたものでした。

「食べすぎたなぁ、体重が増えたなぁ、という時は、昔の少し大きめの、フィットしていないスーツを着て、そのダブダブな不快感をバネにします」

 太っていたときには、洋服を買いに行っても「買えるサイズがあるかな?」と探していたのが、今はなんでも着ることができるのが嬉しい、という遠山さんならではのリセット法です。

 ダイエットは目標体重をクリアした時だけでなく、継続も課題になります。遠山さんは「10年も痩せなかったのに痩せて、その体型をキープできることで、まだまだやれると自信がつきました」と言います。そして、自分をコントロールできていることが、仕事をする上での自信にも繋がったそうです。

 そうなってくると、もはや苦行ではありません。

「ダイエットは自己啓発だと思うようになりました。だから苦にならず、趣味の感覚で続けられています」

 痩せないとダメだと思い込むのではなく、痩せたり増えたりする過程も楽しめたら、精神的にもすごく楽になりますよね。“今日の体重”ではなく、取り組んでいる自分に自信を積み重ねていくこと、そして、やると決めたら一度は徹底的に本で勉強してみる、というのも大切なのかもしれません。

 少しネットを悪く言っている感じがするかもしれませんが、ネットには、いわゆる教科書的な書き方の本にはなかなか載らない、リアルなエピソードも書かれているので参考になります。しっかり基本を押さえた上で、そうか、他のビジネスパーソンはこう調整しているのか、と知ることはとても役に立つことですよね。ネットだからこその情報も上手に活用していただけると嬉しいな、と思います。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)