最新の流行は「動画」
フリーで使える音楽にも需要

 最近は、動画系アプリや動画機能が10代の間で流行している。中でも、24時間で消える動画機能「Instagramストーリー」で動画を撮影・投稿している子は多い。Instagramは自由に画像を投稿するSNSだが、投稿を読み返した時に並ぶ画像の雰囲気やテーマが一貫している方が格好よく見える。そこで、テーマに沿った厳選したものしか投稿しないほうが人気アカウントになりやすい。しかし、24時間で消えるストーリー機能ならば、テーマに合っていなくても気軽に投稿できる。「今日はこのメンバーでここで遊んでます」などのリアルタイム情報を投稿し、コミュニケーションにも使うという。

 以前、話を聞いた女子高生たちは、「遊んだりデートしていてやることがなくなったら、暇つぶしに動画を撮る」と言っていた。動画を撮ることは彼女たちにとってそのくらい普通のことになっている。TwitCasting(ツイキャス)やLINE LIVEなどで動画を撮っての配信も多い。Instagramストーリーと同様、普段のコミュニケーションに気軽に使っているようだ。

 最近は、「TikTok」や「Musical.ly」などで、音楽に合わせて口パクをするいわゆるリップシンク動画を撮って他のSNS上に公開するのも流行中だ。利用してもらいやすい音楽などが用意できたら、10代を中心に拡散する可能性もある。

 なお、Instagramストーリーは24時間で消えるだけでなく、アーカイブもできるようになった。つまり、10代女子に人気のInstagram上で、動画によって商品などをいつでもアピールできるようになったというわけだ。

 今回ご紹介してきたように、10代女子が好んで使うSNSに企業のPR用のアカウントを作成したり、ビジュアル的なアプローチをすることで、若年層の潜在顧客にリーチできる可能性が高まるだろう。

 ただし、10代の流行は移ろいやすく、人気は刻一刻と変わり、利用法も日々新しくなっている。今回ご紹介したことを参考にしつつ、常に新しい情報を得るようにしておくことが大切だ。

(ITジャーナリスト 高橋暁子)