ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

“元気玉”IT、「ハドゥープ」は
IT投資余力のない企業の味方?!

安間裕
【第5回】 2012年3月14日
著者・コラム紹介バックナンバー
previous page
3
nextpage

 Hadoopとグリッド・コンピューティングの最も大きな違いは、「データ・タグ」と「ビジネス・ユース」です。

 もともと、グリッド・コンピューティングは「単純だけど難しい作業を分業」するために考案され、だからこそ、上記のような科学技術の分野で、発展をしてきました。

 でも、ビジネスの世界はもっと複雑で、「順番の大切な作業の連続体」です。「受注する」「在庫確認する」「発送する」など、ものすごく基本的なことでも、「円周率の計算」よりも簡単だけど複雑です。

 これを、Googleが、データにタグをつけてばらばらにして後でまとめる方法を発明し、それをもとに作られたのがHadoopです。

良いバッチ処理
悪いバッチ処理
微妙?なバッチ処理

 Hadoopは、元来「バッチ処理をすごく安く高速化する」技術であり「バッチ処理をなくす技術」ではありません。それに加え、いわゆるビッグデータの処理のように、束になったデータ(購買履歴など)をまとめて処理することに意味のある処理も存在するので、バッチ処理をゼロにすることは出来ないんだろう思います。

 私は、バッチ処理には、以下の3つがあると思っています。

●どうしてもバッチじゃないとできないもの(上記の分析処理とか)---「良いバッチ処理」
●リアルタイムのほうがいいのにバッチ処理にしちゃっているもの---「悪いバッチ処理」
●なんかすればバッチ処理じゃなくせるかもしれないもの---
「微妙?なバッチ処理」

previous page
3
nextpage
IT&ビジネス
クチコミ・コメント

facebookもチェック

現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

グローバル経済のなかで地盤沈下の進む日本。再びIT先進国として飛躍するためには、ITをビジネスの武器とする発想が必要だ。ビジネスは現場が肝心。現場の意思決定のスピードアップなど現場力向上に先端ITをどう生かしていけばよいか、IT業界のフロントランナーがわかりやすく解説する。

「現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則」

⇒バックナンバー一覧