週末はプライベートな予定があるので、どうしても残業したくない。こっそり帰るわけにもいかないし、どうすればいいのだろうか。
『入社1年目の教科書』著者の岩瀬大輔さんが、新入社員の素朴な疑問に答える。
本記事では、ライフネット生命社長の岩瀬大輔さんの新刊『入社1年目の教科書 ワークブック』から、内容の一部を再編集し特別公開する。(まとめ/編集部)
※本文写真の新入社員Bさんはイメージです。
どうしても残業したくないときは、
黙って帰ってもいいのだろうか?
新入社員Bさん(以下Bさん) 朝のあいさつはハキハキと元気に!ということは、前回Aさんから教えてもらい、僕も実践しています。
ですが、帰るときのあいさつはどうすればいいのかわからなくて困っています。
岩瀬大輔さん(以下岩瀬さん) なるほど、朝は「おはようございます」ですが、帰りはなんて言えばいいものか、ちょっと悩みますよね。
Bさん あの…ズバリ聞いてもよろしいでしょうか。どうしても、週末は定時で帰りたいと思っています。そういうときって、「お先に失礼します」だけで問題ないでしょうか?
岩瀬さん 就業時間後にプライベートの予定が入ることは、誰にでもあります。とはいえ、新人のときは、早く帰りたいとは言い出しにくいものですよね。
Bさん そうなんです! いっそ黙って定時になったら、そそくさと帰ってしまおうかと思ったのですが、さすがにそれはマズイかなって。
岩瀬さん そうですね。だからといって、帰る間際になって急にグズグズ言いだして、急に仕事が止まってしまう事態は避けなければいけません。相手視点で考え、行動することがポイントですね。