「死ぬ気でやれ」と言われても、「死んでもやりたくない」のが、飲み会でやらされる宴会芸だ。新入社員がNOと言う方法はあるだろうか?
『入社1年目の教科書』著者の岩瀬大輔さんが、不安を覚える新入社員にアドバイスする。
本記事では、ライフネット生命社長の岩瀬大輔さんの新刊『入社1年目の教科書 ワークブック』から、内容の一部を再編集し特別公開する。(まとめ/編集部)

※本文写真の新入社員Cさんはイメージです。

死ぬほど嫌いな宴会芸を、死ぬ気でやらなくてすむ方法「死ぬ気でやれ」と言われても、「死んでもやりたくない」宴会芸。さてどうする?

岩瀬さん、
宴会芸が死ぬほど嫌いです!

新入社員Cさん
岩瀬大輔さん

新入社員Cさん(以下Cさん) 岩瀬さん、今日は新人歓迎会です。入社してはじめて、部署の人たちと飲むので楽しみですが、ひとつだけブルーなことがあります。

岩瀬大輔さん(以下岩瀬さん) 何がブルーなのですか?

Cさん 新入社員なので宴会芸をやるようにと命じられました。ものすごくイヤなのですが、断ってはダメでしょうか?

岩瀬さん やりたくないのであれば、断ってもいいのではないでしょうか。

Cさん えっ? 意外です。意外すぎます。岩瀬さんは絶対に反対すると思いました。

岩瀬さん どうしてですか?

Cさん だって岩瀬さん、『入社1年目の教科書』の50ルールのルール41で、「宴会芸は死ぬ気でやれ」って言ってるじゃないですか!

岩瀬さん たしかに、項目では「宴会芸は死ぬ気でやれ」と言っています。

Cさん 僕は、宴会芸が死ぬほど嫌いなんです! それでも死ぬ気でやるべきですか?

岩瀬さん そこまで言うのであれば、無理してやらなくてもいいですよ。
実は、飲み会は、宴会芸をやること自体が目的ではありません。詳しく説明してもいいですか?

Cさん 宴会芸は死ぬほど嫌いなら、やらなくていい。ホッとしました。詳しく聞かせてください。