無名大学にはなくて
有名大学にあるもの

 大学の将来性についてなど、日本経済の未来と同じで、誰にもわかりません。

 また、それが「子供の将来にとっての是非」であれば、なおさらわかりません。人間の幸せの尺度はいくらでもあるし、ひとりの人間の幸せの尺度も変わっていくものだからです。

 さて、ここまでは言うまでもない話だとして、「名前も聞いたことがない大学」についての一般論を確認しておきます。ひと言で申しますと、「無名大の学生が、有名大の学生よりも、イキイキしている例はほとんどない」。

 医療系、福祉系、理系の一部などの専門分野において伝統と実績のあるごく例外的な単科大学を除けば、やっぱり有名大学の居心地のほうがいいからです。

 どういいかについては、『大学図鑑!2013』の紹介ページをご覧ください。比較のポイントは、施設の充実度や教育カリキュラムの革新性よりも、現役学生たちの実感の部分です。

 楽しい話ではありませんが、「有名大学≒高偏差値大学」とそうでない大学とでは、キャンパス内の活気が大きく違うものです。