もはや外部フリーランス医師の応援なしには現場が回らなくなりつつある
大学病院や都内のブランド病院においても、採用の調整弁として、もはや外部フリーランス医師の応援なしには現場が回らなくなりつつある(写真はイメージです)

「週刊ダイヤモンド」5月19日号の第1特集「20年後も医学部・医者で食えるのか? 医歯薬看の新序列」では、腕一本勝負で年収3000万円を稼ぎ、「私、失敗したら辞めるので」を掟とするフリーランス麻酔科医の筒井冨美医師が医療現場のリアルを赤裸々に明かした。そのスピンオフ企画としてダイヤモンド・オンラインでもぶっちゃける全3回連載の最終回をお送りする。

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医者は足りない
医師免許の要らない仕事は他にやらせろ!

 大学病院の講師だった頃から、私はささやかなブログを書いていた。自分が専門とする分野の解説を中心に、1日の訪問者(PV)は100程度だった。たまに女医の恋愛ネタをアップすると、一気にPVは上昇した。大学病院を急に辞めたこともあって、近況報告を兼ねてブログを続けていた。フリーランスになってから出会った人々や病院について記事を書くこともあった。

 2012年夏のある日、ブログを見た某テレビドラマ制作会社から私宛にメールが届いた。「フリーランス女医を主人公にしたドラマを考えているので、取材させてほしい」という。

「医師派遣業者を取材してみたがピンとこない」とお悩みの様子だったので、「フリーのアナウンサーにも2通りあるでしょう。局アナ未満で結婚式などの司会に派遣されて食いつなぐタイプと、みのもんたとか池上彰みたいに自分の名前で番組が作れるような局アナにしておくはもったいないタイプ。私が目指しているのは、後者です。大学医局の中に埋もれるにはもったいないタイプ」と説明したところ、取材チームは大きく頷いてくれた。