筒井冨美
#9
「医師の妻」という肩書はかねて、女性にとって高いステータスだ。一方でこの現代、「医師の夫」になりたい男性もいる。では婚活する女性医師はどこに出没するのか。サラリーマン男性が女性医師を射止める秘策を、フリーランス麻酔科医の筒井冨美氏が伝授する。

手術センスが壊滅的なのに難手術に挑み、患者は高確率で死亡もしくは後遺症に苦しむ。そんな“あり得ない脳神経外科医”の物語『脳外科医 竹田くん』という漫画が話題だ。外科医の女房役として数々の手術に立ち会ってきた麻酔科医が、実際に出会った“竹田くん”のエピソードを披露し、竹田くん系医師から患者が逃げる方法を指南する。

#21
せっかく過酷な医学部受験を経て医者になったのに、早々に経済的自立、早期リタイア、“FIRE”を夢見る若手が増えているという。IT企業を起業したり、海外に飛び出す者も増えている。その背景にあるのは今後の医療産業に対する不安、日本のいびつな医療システムへの諦めだった。

#5
1年半にわたる新型コロナウイルスのパンデミック。昨年は患者の受診控えや不要不急の手術中止・延期で減収の危機に陥った医者も多かったが、コロナワクチンバブルに沸く今年は様相が異なるという。

#9
女子学生も著名人も医学部受験を目指すなど、今医学部人気が熱い。だが、実際に受験を突破した後の医師のキャリアパスはどうなるのか。フリーランス麻酔科医、筒井冨美氏が医学部人気とその後の医師の働き方について解説する。

#2
既得権益にしがみつき、下の世代から搾取する“おじいちゃん医師”たち、コスパ重視で同僚たちから搾取する“ゆるふわ医師”たち……。医療現場を疲弊させている“戦犯”は一体誰なのか。一匹狼のフリーランス女医が、医療界が抱える構造問題の本質に迫りつつ、アフターコロナの医師像を占う。

#1
未曽有のパンデミックが起こったとき、現場では一体何が起こったのか。お涙ちょうだいメディアが決して報道しない医療界の真実を、一匹狼のフリーランス女医が赤裸々に暴く。

2012年夏のある日、ブログを見た某テレビドラマ制作会社から私宛にメールが届いた。「フリーランス女医を主人公にしたドラマを考えているので、取材させてほしい」という。

2004年4月、新研修医制度(医師初期臨床研修マッチング制度)が始まり医局制度は大きな転換期を迎えた。この制度変更をきっかけに、封建的な大学病院を嫌って、大学病院以外で研修する新人、都会の市中病院に就職する若手が増えた。これが大学医局の衰退の始まりだった。

医師たちを掌握してきた大学医局が崩壊の危機に陥り、医局に属さないフリーランス医師が稼ぎまくる――。現実の医療現場も、テレビドラマのように、あるいはそれ以上にドラマチックだ。腕一本勝負で年収3000万円を稼ぎ、「私、失敗したら辞めるので」を掟とするフリーランスの筒井冨美医師が医療現場のリアルを赤裸々に明かした。
