バンクーバーで
クリニックに行ってみる

 まず、今回の旅行のために契約した海外旅行保険の契約証とポケットガイドをテーブルに広げる。契約証には契約者番号と補償内容が書いてあり、ポケットガイドには、日本語対応の海外メディカルヘルプラインの連絡先が書いてある。

 ヘルプラインに電話をかけ、症状を告げると、バンクーバーの提携先クリニックに予約を取ってくれるとのこと。提携先クリニックは、医療費を保険会社に全額請求する仕組みなので、患者はキャッシュレスで診察を受けることができる。さらに医療通訳のサービスもついている。

「医療費キャッシュレス&医療通訳サービス付き」で診察を受けることができるのが、海外旅行保険のメリットのひとつである。

 メディカルヘルプラインから、内科のクリニックの診察と医療通訳の予約が取れたと電話がきた。ダウンタウンにある滞在ホテルから徒歩10分のところのクリニックだ。

 ポケットガイドには「必要に応じて、電話による医療通訳サービスを提供する」とあるが、バンクーバーでは、契約している医療通訳がクリニックに来てくれるという。痛みの状態を英語で話したことがないので、通訳さんがいるのはとてもありがたい。

 クリニックに着くと、日本人の医療通訳が待っている。日本語に翻訳した問診票に日本語で記入すると、通訳さんがドクターに説明してくれる。私は背中が痛そうな顔で座っていればいい(本当に痛いので)。

 レントゲンを撮るのか尋ねると、ドクターは「このクリニックにはレントゲンはない。話を聞きながら診察をし、必要なら専門医を紹介する」と言う。その後の診察は、内科というより、整形外科に行ったときとまったく同じもの。なるほど、これが総合診療医というものかと実感。ヘルプラインの人は「内科のクリニック」と言ったが、実際には総合診療ができるドクターがいるクリニックだったようだ。