この原稿を書くために、保有のANAカードの「旅行傷害保険のご案内」という冊子を引き出しから探し出し確認したところ、年会費が安い一般カードの場合、治療費用補償は足りないどころか補償ゼロだった(会費が少し高い「ワイドカード」は補償額150万円)。

 FP以外の友人・知人から「クレジットカードに海外旅行保険が付いているから、わざわざ別途入る必要はない」と言われることも多いのだが、入っておいたほうがいいとアドバイスしている。

 カード付帯の保険の場合、保険料は年会費の中からクレジットカード会社が負担する仕組み、つまりサービス的な付帯なので補償内容は充実していないことが多い。

 保険会社のサイトで「海外旅行保険の保険金支払い例」を見ると、ちょっとした病気やケガでも医療費は高額になるケースもある。

 ・アメリカで交通事故による骨折、ボルト固定手術。入院5日間、通院1日。
 →現地入通院費用・帰国後の治療費用としてお支払した保険金229万円

 ・アメリカで急性盲腸炎に。盲腸破裂が確認され、緊急手術の後、3日間入院した。
 →治療費としてお支払した保険金241万円

 (損保ジャパン日本興亜 新海外旅行保険off! のサイトより一部抜粋)

 ゴールドカードなど年会費の高いクレジットカードを持っている人は、補償内容を確認してみよう。補償内容が十分なら、次は「イザというときの連絡先」をチェックする。

「カードに付いているから大丈夫」と思っていても、実際に病院に行くことになったとき、どこに連絡するといいのかわからないと、使うことができないから連絡先を確認しておくことはマストだ。

 その点、旅行のたびに日数に合わせた海外旅行保険に入ると、ポケットガイドという冊子があり便利。冊子を見ながらヘルプラインに連絡することができる。日本語で連絡、予約を取ってくれる、キャッシュレス、医療通訳付きの一連のサービスは本当にありがたかった。