街中にカフェがあふれ、コンビニでも淹れたてのコーヒーを手軽に飲むことができる。缶やペットボトルの商品も次々と新作が打ち出される昨今、コーヒーは、日々の生活の中にすっかり溶け込んでいます。
オフィスには、コーヒーメーカーやマシンが常備されていることも少なくなく、ご家庭でも手軽なインスタントから、本格的な器具を使ってコーヒーを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。そんな日常のコーヒータイムをモチベーションアップやリラクゼーションに、より活用できる方法をお伝えしていきたいと思います。
コーヒーでストレスコントロール
気持ちが追い詰められやすい人の特徴に、気持ちの切り替えができない傾向が見られます。例えば、仕事が終わって帰宅してからもどことなく緊張感を引きずっている、仕事が休みの週末にも常に仕事のことが頭から離れない、という具合です。
もちろん、気になることや懸案事項を抱えていればそういうことがあるかもしれません。ただ一時的にでも、気持ちを切り替えることは非常に大切です。短いスパンでリセットをすることが、ストレスコントロールに有効だからです。
コーヒーの香りが会議の質を上げる
まずは、香りです。コーヒーの香りを嗅ぐと、リラックスしているときに後頭部で見られるα波が多く出現します。ですから、争いが起きそうな会合の折には、コーヒーの香りが、それを抑制するといった効果を期待してカフェを利用するといったことが有効といわれていますし、リラクゼーション、鎮静に効果を発揮します。
最近の研究では、深煎りの豆のほうがいいとか、ブルーマウンテンやグアテマラに高い効果があったというデータもありますが、嗅覚は、感情をつかさどる大脳辺縁系に直接連動しているために、記憶の影響も受けます。ですから、自分の好きなコーヒーの香り、記憶の中にある嗅ぎなれた香りが、より効果を発揮すると思います。